2012年1月26日木曜日

Adsense利用者にとっての"Above the Fold"


先日Googleの公式ブログの一つであるInside Searchで次のような記事が投稿されました。

LINK : Page layout algorithm improvement

ページをブラウザ開いた時に画面上部に広告などが大量に配置されているため、メインのコンテンツである記事を読もうと思ったらスクロールしないと見れないような構成のブログやサイトの評価を下げます、というものです。

(例)広告が画面上部に多いレイアウト。下記の赤い線から上がブラウザの画面に最初に表示される範囲



実際はそこまで単純なお話ではないのですが今回の主題とは異なりますので詳しくは下記SEMリサーチさんの記事などをご参照下さい。

LINK : SEM R::米Google、ページレイアウト分析アルゴリズムを改善 [詳細版]


今回はAdsenseをサイトに掲載されている方にとって、どこに広告を配置すればいいのかを考えてみます。

自分も含めてAdsense広告をブログやサイトに掲載されている方は出来るだけ目立つような位置に広告を掲載されている方が多いと思います。実際Adsenseのヘルプにも次のように記述されています。

LINK : Google 広告の掲載位置

"収益性の最も高い場所が濃いオレンジ色、最も低い場所が薄い黄色と、グラデーションで表されています。その他の部分では、スクロールせずに見える範囲の広告の方が、スクロールしなければ見えない位置の広告よりも収益性が高くなる傾向があります。"

スクロールしないで見える場所はどこなのかは色々なツールがありますが、上記ヘルプページでもこんなツールへリンクが貼ってあります。

LINK : Above the Fold ? What does it mean?




ご自分のサイトのURLを入力すると、ご自分のサイトのどこが"Above the Fold"なのかを表示してくれます。(と言っても試してもらうと分かりますが今見ているブラウザの大きさをベースに目印を付けてくれうだけなので、それほど大したものではありません)。

このように広告はやはり目に付きやすく、そしてスクロールしないでも表示される場所が一番収益が高い可能性があります。また今回のアルゴリズム変更は画面上部に広告が1つでもあったら駄目というものではありません。過度に広告が多く、そのサイトを訪れた人の操作性を著しく害するようなレイアウトのサイトが対象になるはずです。あわてて広告を全部下へ持っていくようなことをすると収益に大きな影響を与えてしまいます。

またAdsenseへ広告を出稿する側のAdwordsサービスでは次のような機能があります。

LINK : スクロールしないと見えない広告掲載場所と、そのカテゴリの除外方法

Adwordsでは広告を出稿する時に、対象となるサイトの条件を設定することが可能です。下記は条件として設定可能な項目一覧です。



例えば大量の画像や動画を含むページには広告を配信しないような設定が可能なのですが、その条件の一つに「スクロールしないと見えない範囲」というものがあります。



広告の掲載位置がスクロールしなくても見えるところにある広告だけに広告を配信する、というものです。どの程度の広告主がこういった条件を設定されているかは分かりません。ただあわてて広告の掲載位置を変更してしまうと、予想以上に収益が悪化する可能性があります。

今回のアルゴリズム変更をきっかけにサイト構成を変更されようとされる場合は、こういった広告配信側の仕組みがあることとも覚えておかれるといいのではないでしょうか。そしてサイトを訪れてくれる方の利便性を損ねずに且つ収益が最大になるような広告配置を探されてみて下さい。

参考動画(字幕に日本語が用意されています): Google Ad Innovations: Above the Fold Advertising